この項目のまとめ

  この「ラン菌による炭素循環栽培法」は、植物必須元素の中で最も重要な「炭素」を、
  炭酸ガスからのみ得ているのかという疑問である。
  枯れ落ち葉を材木腐朽菌が分解してできる低分子の糖、糖質はランに、植物に自然界では吸収されないのか。
  こういう疑問である。
  これまで、このことが農業、園芸界で大きく取上げられたことはない。
  有機栽培、有機農法といいながら、植物由来の糖、糖質が削除されている。
  本当に作物になっている独立自養植物が、根から糖、糖質を吸収しないのか????

  しかし、ランには腐生ランが存在する。
  光合成を行なわないで生き続けるプロトコーム、リゾームがある。
  この組織が生き続けるエネルギーは炭酸ガスではなく、
  材木腐朽菌が枯れ落ち葉、植物死骸を分解して出来た糖である。

  この糖を他の多くの独立自養植物でも吸収しているのではないか????
  そういう推察から構築した栽培法である。
  独立自養植物であっても、菌根植物のように、根圏に棲息する腐生菌と、
  何らかの関係で分解した糖を吸収しているのではないか。
  そういうことである。
  植物組織培養では、多くの植物で、培養基ないの分子で溶解している糖を吸収している事実があるからである。
  ランの暗黒下での無菌播種、組織培養では、培養基の糖の枯渇が、苗の生育停止、
  老化に直接関係するからである。
  光合成が出来ない暗黒条件では、葉の持たない腐生ランと同じような生活を営む。
  培養基内の糖の枯渇で生育停止するからである。
  他の養分があっても、このことが起こるからである。
  糖が存在する期間、生育を継続するからである。

  
   リービッヒ
     

 近年の研究では、植物の根は、
 無機のイオンのみでなく、アミノ酸などの
 分子形態の成分も吸収されることがわかってきた。

 しかし、菌根植物の養分吸収、
 共生菌の働きはほとんど謎である。
 腐生ランの養分吸収、ラン菌との関係が、
 ほとんど不明である。

 宇井清太の炭素循環栽培における
 ラン菌による低分子のリグニン由来の糖、糖質は、
 ランのプロトコームの生存が、この糖、糖質の
 吸収によって継続されているという事から
 導かれたものである。

 

 世界初
  SUGOI-ne1号 単用播種   
  ウズラバハクサンチドリのプロトコーム発生
  ラン菌がSUGOI-neのリグニン、セルロースを分解し、
  この糖をエネルギー源にして発芽。

  宇井清太新発見のラン菌。
  高山植物のランが発芽に成功した。

   ラン科植物の自生地に共通するもの
     枯れ落ち葉。
     ラン菌との共生。
     ラン菌、プロトコームが生育できる湿度。

 
  この自然界でのプロトコームの発生は
  ラン菌削除の肥料施与では起こらない。
  このことが、植物栽培、有機、無機、自然農法から
  欠如している。
  植物の中には、菌根植物が存在するのである。
  ラン科植物26000の原種が存在するのである。
  それらの農法説明では、ランの発芽を説明できない。

  
  

 

 ラン菌による炭素循環栽培法で栽培。

 SUGOI-ne栽培のエビネ
  1芽から2年後の状態。
  ほとんどW芽。
  無造作にW芽になる。

            山形 山内 正義氏 培養

 SUGOI-ne栽培のエビネ
   見事にW芽が出る。

  これなら名品の絶種の問題を解決できる

 SUGOI-ne栽培のエビネ (炭素循環ラン栽培法)
   W芽になる。
   この芽の伸び方はこれまでの用土では
   不可能である
                   宮城 千石和彦氏培養


  宇井清太のエビネ栽培法参照

 上の写真はSUGOI-ne栽培のCymbidium。 地植えして3年。
 
ラン菌による炭素循環ラン栽培法で栽培。  無肥料栽培。
 毎年枯れ落ち葉が地面に舞い落ち堆積するように・・・SUGOI-neを根にマルチング。
 ラン菌がこのマルチのSUGOI-neを分解し、その糖、養分を供給した姿である。
 葉の光合成の澱粉のみでは、この強大なバルブ、身体を維持持続できない。
  この驚愕の生育こそ「ラン菌による炭素循環ラン栽培」の成果である。
  これまでの水ゴケ、バーク、軽石・・・ラン菌削除の用土による肥料栽培では、
  絶対に写真のような生育はしない。

 このエネルギーはどこから調達した???
 100%光合成で作ったエネルギーなのか???  前記の「ネジバナ」もこの写真の生育も、これまでの植物、ラン栽培理論では説明できない!!
 植物に共通するもの
 
 これまでのラン栽培の問題点と本栽培法の理論

 ラン栽培の用土。。
 ほとんど養分のない水ゴケ、バーク、軽石、ヤシ繊維、杉皮繊維を使用する。
 養分は、無機化学肥料、有機肥料が外部から施与される。
 この栽培法は、1840年のリービッヒの「無機栄養説」から導かれたものである。
 これまで、この栽培法を疑問視することはなかった。
 しかし、SUGOI-neの栽培で、これまでの肥料栽培とは異なった生育が見られるようになった。
 これまでの用土で肥料を与える栽培と比較すると、
 明らかに違う生育、つまり素晴らしい生育がSUGOI-ne栽培に見られるということである。
 ラン栽培は実学の世界である。
 栽培現場での実証こそ真実である。
 ラン菌削除の肥料栽培では限界がある。
 壁がある。
 これまでの栽培では、下記の問題を解決出来ない
  ○ 株分け後の作落ちを防ぐことが出来ない
  ○ 株の勢いを持続継続できない
  ○ 増殖が難しい
  ○ 大株仕立ての切花栽培が出来ない
  ○ 野生ランの絶種を回避できない。
  ○ 野生ランの地植えが出来ない。
  ○ 自生地再生が出来ない
  ○ 腐生ランのこと栽培できない。
 以上の問題は、ラン栽培の根幹で、ラン普及と保存に阻害要因である。
 リービッヒの無機栄養説が。菌根植物のランに完全に応用できるということで、
 これまで栽培されてきたが、上記の問題を解決出来ないというのは、
 どこかに欠陥があるというこのではないのか。
 SUGOI-ne栽培では、上記の問題を全て解決した。
 なぜ、解決できたのか。
 この疑問を解く栽培法が、この「ラン菌による炭素循環ラン栽培法」である。
 リービッヒの無機栄養学は窒素を重視した有機物の「窒素循環」である。
 しかし、ランの自生地では同時に、枯れ落ち葉、植物死骸のリグニン、セルロースを、
 微生物が分解する「炭素循環」も同時に行われている。
 ランには「腐生ラン」が存在する。
 この植物は窒素循環の窒素よりも。リグニン、セルロース由来の「糖」で生きている。
 ランは炭素循環のサイクルの中の一部分の糖になるステージを利用しているのではないか。
 ランにおける炭素循環図式を下記に示す。


 空気中の炭酸ガス⇒ラン光合成⇒澱粉⇒高分子糖(リグニン、セルロース)⇒枯れ落ち葉、植物死骸⇒
 ⇒材木腐朽菌(ラン菌)繁殖⇒分解⇒
低分子糖⇒空中に炭酸ガスとして放出⇒ラン光合成⇒澱粉⇒
                         
                      
 糖をランが吸収(腐生ランはこの糖で生きる)  
                       
ラン科植物の大きな特徴は「胚乳」を具備しない種子である!!
                       自生地でランが発芽し、プロトコームが生長するエネルギー源は、
                       この糖である。ラン菌の菌糸がこの糖をランの供給している。 胚乳の代わりである。

                  この糖を調達するためにランはラン菌と共生した。
                       本当にランが葉を備えたときから、この糖が必要でなくなるのか?
                       大株になってからでも、この糖を利用しているのではないか???
                       これが、宇井清太の「ラン菌による炭素循環ラン栽培法」の骨子である。
                       このように考えると、前記の解決出来ない諸問題が全て解決するのである
   
 リービッヒの無機栄養説では、この材木腐朽菌が分解する糖の問題が欠落している。糖、糖質が分子で吸収されるのか、否かである。
    菌根植物の共生菌との関係、養分吸収が解明されていない。
     


 地球温暖化の問題で、近年にわかに浮上してきたのが、炭酸ガスの
 炭素循環の問題である。
 熱帯雨林激しく材木腐朽菌が行う枯れ落ち葉を分解するシステムを、
 地球の肺で行う「冷たい燃焼」と呼ぶ。
 これも一つの燃焼である。
 ランが生きているのも一つの炭素の燃焼である。
 このことが、これまでラン栽培に取り入れられることはなかった。
 燃焼しない用土で植えてきた。
 植物が陸上に上がった6億年前から延々と継続されてきた枯れ落ち葉、死骸の炭素循環。
 この植物、ラン自生地の自然の法則を、無謀にも削除するというラン栽培が、
 あたかも近代の科学が覆した進歩のように考えられ、無機化学肥料栽培が行なわれて来た。

 ここに前記の問題が生まれた。




































































































この写真に示すような生育、増殖は、
他のほとんどのランにおいて見ることが出来る。
宇井清太の新発見したラン菌(材木腐朽菌)は、
ラン科植物のみでなく、菌根植物でない枯れ落ち葉に自生するほとんどの植物で、
ランに見られるような驚愕の生育をする。
この生育は、これまでの窒素肥料重視の栽培では
見られない生育を見ることが出来る。
独立自養植物といわれている植物において、ほとんど肥料を与えなくとも、
素晴らしい生育をするのは、何を意味するのであろうか。
更にSUGOI-ne栽培植物に、従来通りの肥料を施与すると、
驚異の生育をすることが多くの植物で実証されている。


 ラン栽培家はランが特別の存在である。
 ランと運命的な出会いをして、ラン栽培している人も多い。
 こういう人にとっては、愛妻に運命的な出会いで結婚したようなものである。
 やがてそれは錯覚であったということもあるのであるが、
 ラン栽培では、色あせない人もいる。
 ラン科植物全部を好きな人もいるが・・・・
 違いが解かる・・・ということで、一つのランにのめり込む人もいる。
 そういう人の他に、ラン科植物には学術、学問として・・・のめり込む人もいる。
 極端に違いが解かる・・人達である。
 その人達は、植物分類学者である。
 生殖器の微細な違いを、ルーペで観察して違いを発見することに、己の存在まで確かめる。

 ラン科植物の分類は、そういう人達によってここまで細分化されている。
 驚くべき情熱である。
 自生地で、違いを見分ける眼力は、相当な年期と直感力がないと・・・・。
 こういうことがあって、ラン界では「違いが解かる」ことが、ほとんど絶対の能力条件である。
 プラントハンター的に、自生地に行って、ランを観察する場合、
 ほとんどの人が、種の違いに目がゆく。
 変種の僅かな違いも見逃さない観察に全力を傾ける。
 こういうことがあって、ランを栽培する場合、ランの種ごとに栽培法を変えている。
 着生ラン、地生ラン・・・。
 コンポストも変えている。鉢の材質、形状まで・・・。
 自生地を観察して、それと似たような環境を作るためである。

 このような現在ラン栽培で行なわれている原形は、既に1800年代で完成している。

 世の中には・・・「違い」を究明する方向と、共通するものを究明する方向がある。
 植物分類学は違いを究明することであるが、
 近代、現代の自然科学に生物に共通するものの研究が多く行なわれて来た。

 関連事項
 ラン菌による炭素循環ラン栽培法に関連する大発見
    現在のラン栽培、植物栽培、農業の技術、考え方は、下記のような天才による
    大発見、大発明に導かれたものである。

  ワーレリウス 1761年 土壌中の黒い粒子が腐植であることを突き止め、
                   植物はこの腐植で生育するとした「腐植栄養説」を発表。
  ソミュール 
1804年 光合成を発見
                 この栽培法の枯れ落ち葉、植物死骸のセルロース、リグニンは、
                 炭酸ガスと水で作られる。
                 光合成は、太陽エネルギーを化学エネルギーに変換すること。
                 腐生ランが葉がなくとも生きられるのは、
                 ラン菌が分解するセルロース、リグニンの高分子の糖は、
                 太陽エネルギーが姿を変えたものだから、このエネルギーを
                 ラン菌から供給されるので、葉を無くしても生きられる。
                 ランの無菌播種を行うとき、暗黒培養でも発芽するのは、
                 培養基に太陽エネルギーが変換した炭素源として砂糖を添加しているから、
                 このエネルギーで生育できる。
                 枯れ葉、木材が燃えるのは、太陽エネルギーがそれに蓄積されているからである。
                 石炭、石油もおなじ。
  テーア  
1812年 合理的農業の原理 有機農法の基礎 
                現在の有機農法は、この理論から導かれている。
                江戸時代の人糞尿の循環型農業である。
  リービッヒ  
1840年 「有機化学の農業及び生理学の応用」発表」 無機栄養説
                 植物の生長に対する腐葉土の重要性を否定し、化学肥料を開発した。
                 1761年のワーレリウスの「腐植栄養説」。
                 1812年のテーアの有機農法を一挙に覆す無機化学肥料農業を開発。
                 現在のラン栽培の水ゴケ、バーク、軽石使用の基礎は、このリービッヒの
                 理論に基づいている。                
                  
  ドミニー 
1852年 ラン有菌播種法
                自生地において胚乳の持たないランの種子が発芽可能なのは、
                自生地に生息するラン菌との共生が関係しているとの仮説を立て、
                これを実証することに成功した。
                それまでは、胚乳の具備しないランの種子を発芽させることは出来なかった。
                発芽以後の栽培には、前項の1840年のリービッヒの無機栄養説を採用し、
                用土から腐植を削除した栽培が行われ、今日まで継承されている。
                水ゴケ栽培の歴史は現在まで150年続いている。
                この間、ランの用土にイノベーションが革命がないまま今日に至った。
                他産業から見ればシンジラレナイようなことである。
                ようやく2004年に宇井清太によってSUGOI-neが開発された。
                
        
1853 日本に黒船 ペリー来航
        1853 RHS 英国王室園芸協会 ラン部門設立
  ダーウイン ウォーレス 1857年  自然選択 進化論発表
              ダーウインにはミミズの研究もあり、今日のミミズと腐植と土壌の基礎を拓いた。
            
  メンデル 1865年メンデルの法則。 40年後3人の研究によってメンデルの研究が世に出る。
         この理論をつかって、Cymbidiumのアルビノ、君子ランの黄色花の育種が完成した。
         F1交配はこの理論の応用である。
  ウォーリントン 1877に 「土壌の有機物は土壌微生物によって分解され無機化する」を発表
            土壌の有機物は微生物によって硝酸態窒素になり植物に吸収される。
            現在の植物と肥料の関係は、これによって確立した。            
            この研究によって、植物が吸収している窒素は、リービッヒが唱えた
            
空中窒素ガスを植物が吸収する(天才リービッヒも誤った)・・・ことが否定され、
            天才リービッヒも植物の窒素吸収では誤りを犯した。
            植物が吸収するのは、有機物を微生物が分解し、無機イオンの形態で吸収されることが解明された。
            この研究によってリービッヒの無機栄養説が確定した。
            この研究は農業、作物の増収の目的から行われたもので、
            微生物は有機物の「窒素循環」の醗酵、腐敗の嫌気性菌のものである。
            これが腐葉土、堆肥の基本理論となって今日の農業、園芸に使用されている。
            農業では牛糞、鶏糞、人糞尿などを施与して増収を図ってきたが、
            この研究で微生物によって硝酸態窒素になり、植物の生育が促進される謎が解明された。
            ラン栽培も前記したように、この理論に基づいて今日にいたっている。
            後藤健吉先生は、戦後間もない頃、デンドロに人糞尿を施与していたという。
             窒素循環ラン栽培法が人糞尿で行われていたというのは・・・今では考えられない。
             現在は、清潔感から・・・無機化学肥料・・である。 
             ミミズも・・・・敵・・・という時代になった。         
            この研究で、テーアの有機栄養説が否定されることになったが、
            現在、テーアの有機農法が見直されている。
            有機農法、水耕栽培の無機農法は、テーアとリービッヒの理論から行われている。
            ラン栽培の肥料も、この二つから生まれたのであるが・・・・・
            両方ともにランの種子を自然界では発芽させることは出来ない!
            問題は、ここである!

         
注意
            このウォーリントンの理論によって、現在までのラン栽培法が構築されている。
            無機化学肥料を与えるラン栽培である。
            ラン栽培で最も大きな問題は「根腐れ」である。
            鉢栽培において、コンポストの微生物による分解劣化は、最も重要で、
            且つ、最も深刻な問題で、これは現在まで解決出来ない問題である。

            ランの用土の水ゴケ、バーク、ヘゴ、オスマンダなどは
            有機物であるが、微生物が分解しにくい素材である。分解しにくい素材を使用することで、
            鉢内の物理的、化学的性質の(排水、保水、通気、PH、養分緩衝性など)劣化を
            遅延させることが考えられ現代にいたっている。
            ラン栽培で、テーアの有機農法を取らないで、リービッヒの無機栄養説を採用したのは、
            その当時の最先端の科学が導入されたという証明である。
            この流れが現在まで脈々と継承されつづけている。
 
  コッホ  1876年 炭素菌の純粋培養成功
              細菌の寒天培地(固形)の発明。
              この発明を利用して、ランでは1922年ナドソンが無菌播種に成功した。
              現在、ランでは寒天培地で播種、メリクロンが行われているが、
              この技術はコッホが発明したものである。
              ランの種子、ランの茎頂の小さな組織を細菌に見立てて、培養して成功したものである。

  ハーバーとホッシュ(ドイツ) 1913年 アンモニア合成法に成功
            有機物の分解というプロセスを経なくとも窒素を人間が化学合成出来る。
            現在の化学肥料を大量に与えて多収穫農業は、この成功による。
            ラン栽培も同じ流れの中にある。
            1894〜1895 日清戦争
            1904〜1905 日露戦争
            この二つの戦争後ドイツは窒素源のチリ硝石げん(NaNo3)を封鎖され、
            肥料、爆薬の原料を輸入できなくなった。
            国家の存亡をかけて窒素合成の研究を行い、アンモニア合成に成功した。
            この肥料を作物に施すことでドイツは食料危機を逃れた。
            戦後の日本も・・・稲の多収穫にアンモニアを与えた。

  ナドソン 1922年 ラン無菌播種法
           ナドソンの無菌播種法は、リービッヒとウォーリントンとコッホの細菌培養法の
           研究から発想されたものである。
           ナドソン培地が画期的に成功したのは、リービッヒの無機栄養学と、
           有機栄養学をドッキングさせたことである。
           培養基に炭素エネルギー源として砂糖を添加したこと。
           ラン菌が自生地において枯れ葉などセルロース、リグニンを分解した時に出る糖、
           この糖をラン菌が種子に供給することから、
           培養基に砂糖を添加することで、浸透圧の作用でも発芽栄養源の糖が
           種子に供給可能であることを発見し、ラン菌削除でも糖供給したことである。

   モレル 1960 ランのクローンに成功。
           このクローンの成功は、コッホの細菌培養、ナドソンの無菌播種法から
           茎頂の組織を培養法が生まれた。
           クローンの培養基にも炭素源として砂糖などが添加される。
           自然界における枯れ葉由来の糖を、培養基に再現して成功した。
           無機栄養のみでは多くのランで、植物で成功しない。
           このことは、ランの種子、組織が無菌状態では、無機栄養のみでは
           生育が促進されないことを示している。
           生育エネルギーには糖が必要であることを示している。
        
SUGOI-ne。
           このことから、多くの糖を含む形成層を含む生樹皮でSUGOI-neを製造している。
           SUGOI-neが驚愕の生育するのは、コンポストに培養基の理論を導入し、
           逆転の発想で、ラン菌によって樹皮を分解させ、この糖を吸収させることに成功したからである。

           ペレット化の理由
              枯れ落ち葉の比重は小さい・
              鉢内に枯れ落ち葉を詰め込んでも、植物が育つ固さには出来ない。
              水ゴケ植えの苦労は、固く詰め込むことである。
              SUGOI-neは、生の樹皮を粉末にして密度を高くし、
              これに約10tの高圧で固める。
              こうすることによって、黒檀、紫檀のような高密度で比重の高いものになる。
              このペレットに水分を与えると膨張して、
ラン、植物に丁度良い固さに成る。
              排水、保水、通気性、耐久性がラン菌の繁殖、ランに好適な条件になる。
              生の樹皮には植物に必要な成分を含んでいる。
              サクラ、桃などでは、枝物として切り枝を水で開花させることが出来るのは、
              枝に豊富な養分を備蓄しているからである。
              SUGOI-neでは、この備蓄養分を利用できる。
              更にラン菌によってペレットを枯れ落ち葉のように分解して利用する。
              以上のように、自生地におけるラン菌による枯れ落ち葉、植物死骸の分解、
              炭素循環システムを鉢に再現構築できるようにした世界初の革命的な発明である。
   
  以上のような自然界、生物界に共通する発見が行われ、
  ウォーリントンの微生物による有機物分解による窒素の無機化の発見以後、
  世界の農業、植物栽培は、無機肥料で栽培出来るということから、
  化学肥料栽培が行われるようになった。
  この農業理論が、現在のラン菌削除の用土栽培の理論になっている。
  現在のラン栽培では、リービッヒの無機栄養説、ナドソンの無菌播種法の発見があまりにも大きく、
  それ以後の100年は、この理論の枠組みの中で発展してきた。
  ラン栽培の用土は、微生物に分解されにくい「詰め物」としての役割である。
  これは、礫耕、ロックウール栽培、養液栽培と同じ発想のものである。
  ドミニーがランの有菌発芽に成功したのが1852年。
  ナドソンが無菌播種法を公表したのが1922年。
  この間の約70年の期間に、サンダースリストに交配登録されたランは、
  ドミニーの有菌播種法によって育種されたものである。
  この間に育種されたランの種類は多くあるが、
  この播種に使用された「ラン菌」は、保存され続けたという記録はない。
  ナドソンの無菌播種法が余りに革命的であったために、
  この技術革新の中で、使用された「ラン菌」は、重要視されなくなったためかもしれない。
  このラン菌を利用して、ランの用土開発の研究が行われたという記録も残っていない。
  この時期に使用されたラン菌がどんな菌だったのか。
  今になっては謎であるが、若し現在も保存されていたなら・・・・残念でならない。
  これまでのラン栽培の100年は、前記したように、
  無機化学肥料でも栽培可能という理論に基づいて行なわれて来た。
  リービッヒとウォーリントン。
  この二人の研究が、全植物に共通したものとなっている。
  全世界の農業、植物界で異を唱えるものはいない。
  窒素肥料を与えない農業、植物栽培は考えられない。
  有機農業であっても、窒素を多く含む有機物を施与する。
  爆発的に増えつづける人口、食料問題。
 
  この食料増産の肥料の施与が、ラン栽培にも当然導入された。
  より早く、より多くの花を咲かせたい人の要求は、
  園芸種に留まらず原種にも採用された。
  根腐れを回避する用土は、養分がほとんど含有しないから、
  当然ランに必要な栄養分は外部から補給しなければならない。
  当然肥料を与えるラン栽培にならざるを得なかった。
  更に、ラン栽培は、有機栽培どころか、全然腐食しない、腐植の遅い用土で栽培されている。
  前記のウォーリントンの理論の有機物も削除、排除されてきたのがラン栽培である。
  リービッヒ、ウォーリントンも菌根植物、腐生植物は想定していない。
  一般の植物と菌根植物の相違はあるのか。
  あるとすればどこなのか。

 
  SUGOI-ne、ラン菌による炭素循環ラン栽培法は、
  この菌根植物から考察した栽培法である。
  

  持続可能なラン栽培法。

 上記に記したように、根腐れ回避とリービッヒの無機栄養説から生まれた現在のラン栽培。
 これで完成されたはずのラン栽培が、ランの大衆化という普及時代になって、
 非常に欠陥の多い栽培法であることが明瞭になってきた。
 「ランは難しい・・・」
 継続、持続可能なラン栽培が、なかなか出来ないのである。
 
例えば・・・アメリカの世界を席捲したドス パブロス社、 この問題の前に沈んだ。
 壮大な大規模ラン経営の夢が空しく潰える!
 ガーデニングブームも空しく去った。
 園芸人口も4000万から現在は3000万人と衰微。
 ラン界も例外ではない。
 多くの人がランから去っていった・・・。
 その原因の一つに、「ランが難しい」・・・育てることが出来ない・・・イコール去るの図式になった。
 現在の栽培法では、絶対にこの問題を解決し克服できない。
 蘭展で賞を得た株が、簡単に咲作落ち、見る影ものない株になる・・・。
 切花経営がほとんど挫折。
 野生ラン、原種・・・ブームの後に急激な衰退が起こる。
 多くの人がランから去ってゆく・・・。この問題を解決出来ないからである。
 更に、絶滅危惧種を救えない。破壊された自生地を再生できない。
 なぜか???
 農業の栽培を取り入れた肥料栽培とランに、どこかに合わないところがあるのではないか。
 農業分野でも、化学肥料の弊害が出てきて、100年前のテーラーの有機農業が、
 持続可能な循環型栽培が、今になって再発見されてきている。
 壁にぶつかったときは、根本に立ち返ることである。
 自生地の自然の法則から学ぶことである。
 原理原則を見極めることである。

 植物分類学の違いを見る目線から、ランの共通するものを見つける目線である。
 これは、プラントハンターの目線ではなく、
 前記したテーラー、リービッヒ、ドミニー、 ダーウイン、ウオーレス、メンデル・・・の、
 自然の法則を探索する目線である。

 

 
 自生地においてラン科植物に共通するものは何か
 そして、ランの自生地では、ランのほかに多くのほかの植物も同じ場所に自生する。
 同じエリアで多様なラン科植物、他の植物が生息している。
 同じ樹に多くの着生植物が生息している
 それらの植物も含めて共通するものは何か。
 自生地では誰も肥料を与えない。
 それでも生き続ける。
 この視点から考察すると、根圏条件は
  1 枯れ落ち葉、植物の死骸
  2 材木腐朽菌(ラン菌)
  3 湿度 (乾期であってもプロトコームが生きられる湿度が必ず存在する)
 以上の三つの要素が浮かび上がる。 
 自生地では誰も肥料など与えない。
 それでも植物は生命を持続させて、再生産し繁殖している。
 なぜ出来るのか。
 無機化学肥料のラン栽培は、どこか間違っているという疑問出てくる。
 自生地の根圏ではどのような微生物の世界が広がっているのか。
 枯れ落ち葉、コケなどの植物死骸には、多くの窒素は含まない。
 この貧栄養エリアで、どういう養分吸収が行われているのか。
  
 ランは菌根植物。
 この根本のことがラン栽培で削除されつづけてきた。
 リービッヒも、ウォーリントンもラン科植物を研究しなかった。
 菌根菌のこと研究しなかった。(マメ科の根瘤菌は研究した)
 ダーウインもランの菌根への進化には触れていないようである。
 (マダカスカルのラン、アングレカムのことは見事に喝破し共進化の進化を推理した)
 共生菌の働きが現在も謎である。
 ラン栽培が難しいのは、ラン菌のことが解明されていないからである。
 宇井清太のラン菌の新発見。
 このラン菌が、世界中に自生するほとんどのランに素晴らしい生育をもたらした。
 このことは、何を意味しているのか。
 これまでのリービッヒの無機肥料栽培では説明がつかない。
 ランが元気を持続するのは肥料ではないという姿が実証されている。
 微生物による窒素循環によって元気になっているのではない。
 少なくとも全てではないということである。
 有機栽培では、最終的には、有機物は微生物によって分解され、
 無機物となって植物に吸収されていることは肯定しながら、
 有機物は土壌改良などに有効として行われている。
 しかしラン栽培の水ゴケ、バーク、軽石などでは、有機物で土壌の団粒化など
 全然関係ない。
 逆に微生物で腐植が早く進むようなものは使用しない。
 コンポストを腐植させる微生物は敵視され削除されている。
 自生地の枯れ落ち葉は見事に削除されている。
 プラントハンターがランを採取するとき、枯れ落ち葉の中から行うのであるが・・・・。
 植物分類学者は、その中でプロトコームが生き続けていることなどに興味はない。
 ナドソンが突き止めたランが供給する糖は、
 現在まで用土から削除されつづけてきた。
 ここに現在のラン栽培の盲点がある。

 SUGOI-ne。
 自生地の枯れ落ち葉とラン菌の関係を再現した世界初の用土である。
 セルロース、リグニン由来の「糖」。
 この糖を栽培に導入した世界初の革命的な用土である。
 ラン科植物の90%以上は、着生、地生ランを問わず、
 SUGOI-neによる同じ栽培法で栽培することが出来る。
 これまでのように、種によって用土、湿度、鉢に変化させることはない。
 それでも素晴らしい生育を見ることが出来る。
 この栽培結果から ラン菌による炭素循環ラン栽培法が編み出された。

 好気性菌によるセルロース、リグニン分解の炭素循環は、
 これまでの嫌気性菌による窒素循環の有機栽培とは根本から異なる栽培法である。

 地球上の植物の約90%は枯れ落ち葉、植物死骸の炭素循環の中に生息している。
 菌根植物のラン科植物26000余種は、炭素循環植物の代表的である。
  なぜなら、腐生ランまで存在するからである。
 独立自養植物が全てでないからである。
 本当に葉のあるランは、他の一般の植物のように光合成で完全なのか
 実は人間は・・・ランのこと、植物のこと、共生菌のこと、
 本当は解かっていないのではないか?
 プラントハンターは、枯れ落ち葉、ラン菌のなから株を採集しながら、
 その株を植えるとき、枯れ落ち葉も、ラン菌も削除、排除する。
 こういう栽培は、どこか間違っているのではないか。

 SUGOI-neの開発で、実際栽培して見ると、こういう疑問を拭い去ることが出来ないのである。
 素晴らしい生育のないところに蘭界の園芸界の発展、隆盛はない。
 これが根本である。
 厳しい経済条項の中で、多くの人がストレスを抱えている。
 園芸は、この現代のストレスを癒す効果がある。
 近頃「園芸療法」が生まれてきた。
 こういう分野では、化学肥料、植物工場は異質である。
 自然の法則による栽培が適合する。
 ラン菌(材木腐朽菌)による炭素循環栽培法は、自然再現である。
 21世紀の栽培法である。
 

 
 
 
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